よくある質問

当院での治療をお考えの方や患者様からいただく質問をまとめました。

漢方薬はなかなかすぐには効かない。ずっと飲み続けないといけないといわれていますが、本当でしょうか?

そんなことは決してありません。寧ろ短期間で治る病気の方が多いように思います。中国医学はオーダーメイドな医療が基本です。体質に合う治療薬であれば、病気の種類にもよりますが、早く治せて廃薬(薬を飲まなくてもよくなること)することはできます。

漢方薬は苦くて飲めない。

確かに苦く感じる薬が多いように思います。元々多くの薬は苦い、辛い、鹹い味の生薬成分によって病気を治すように組み合わされているものなのです。
苦味や辛味、塩味がうまく働いて、その人の体をもとに戻すようにします。炎症や熱のある時や熱がりの人に甘い味の薬は逆効果であり、冷え性で胃腸の虚弱な人が、苦い、辛い味の薬を長期に服用するとますます調子が悪くなります。ですから、料理と同じで体質に合うように五味(苦、辛、鹹、酸、甘)を調整して、ある一定期間がんばって飲んでいただければ慣れてきますし、おいしく感じるようになります。
甘い味に慣れている子供さんは特に嫌がる傾向が強いですね。中国医学で五臓の病・五禁というのがあって、「肉病の時、甘味を多食することなかれ」とあります。肉病とは身体の肥満する病のことで、現代でいうところのメタボリックシンドロームのことです。現代のほとんどすべての病の元凶になっているものですから、これを治そうとする薬の味は甘くなっては困るわけです。

漢方薬はいつ飲めばよいのでしょう?

基本的にいつ飲んでもよいと考えています。それぞれのライフスタイルに合わせた飲み方をしていけばいいのです。西洋医学と違い、中国医学では薬の服用時間と方法は独特なものがあるといわれます。でも、飲み忘れないようにすることが一番大事なわけですから、食前でも食間でも食後でも好きな時間に飲んでかまわないと思っております。ちなみに以下に伝統的な服用方法を記載します。
病が身体上部にある者→食後少しずつ服用。一時に多く飲んではならない。
病が身体中部にある者→食間に服用。
病が身体下部にある者→空腹時に服用。
病が手足‘血脈’にある者→日中、食前に服用。
病が骨髄にある者→夕食後がよい。
もし、嘔吐している者→一匙ずつゆっくり服用。